サバの天然資源を守る、“畜養”の事業化を目指し、 「鯖や」が小浜市と共同で、クラウドファンディングを展開中!

2017.06.06

サバの天然資源を守る、“畜養”の事業化を目指し、 「鯖や」が小浜市と共同で、クラウドファンディングを展開中!

サバの天然資源を守る、“畜養”の事業化を目指し、 「鯖や」が小浜市と共同で、クラウドファンディングを展開中!

写真:2017年3月、「SABAR鯖街道よっぱらいサバファンド」の記者発表会で、小浜市の松崎市長と握手する鯖やの右田社長


実践会会員で、とろさば料理専門店「SABAR」を運営する株式会社鯖や様が、福井県小浜市と共同で、クラウドファンディング「SABAR鯖街道よっぱらいサバファンド1、2」を展開中です。
募集は2017年3月8日(サバの日)に開始され、締め切りは9月29日。目標総額は、1億1,380万円(イイサバ)です。
調達した資金は、サバの幼魚の買い付け・畜養と、育てたサバを提供する新店舗の設置に充てられる予定です。

鯖や様は、社名の通り、とことんサバにこだわった事業展開をしてきました。「SABAR」で提供される料理は、サバづくし。代表取締役の右田 孝宣さんは、「社員教育とは、すなわち“サバ愛”を注入することです」と言ってはばかりません。
そんな右田さんは、仕事をしていく中で、サバを取り巻く由々しき事態に気づくのです。

実は今、サバの天然資源は危機的状況にあります。
水揚げされる天然もののサバのうち90%以上が価値が低いとされているピンサバ(まだ卵を産めない小さいサバ)で、中には捨てられているものもあります。このままでは間違いなく、資源が尽きてしまいます。
そこで、サバの天然資源を守るために考案されたのが、ピンサバを生きたまま買い取って畜養し、食用として価値のある大きさにしてから出荷するという新しいスキームです。
けれど一生懸命説明しても、なかなか漁業者の耳には届きません。だからまず、一般消費者を説得しようと思った、と、右田さんは言います。

そのために選んだのが、クラウドファンディングという手法でした。思いを伝え、それに共感してくれた人から資金を提供してもらい、お礼をお返しするという、双方向のシステムです。
クラウドファンディングを通して実現する新しい漁業の形態なので、鯖や様はこれを、「クラウド漁業」と呼んでいます。「SABAR鯖街道よっぱらいサバファンド」は、その「クラウド漁業」の第一弾になりました。

一方の小浜市には、江戸時代、京都まで絶品のサバを献上していたという歴史があります。その経路となっていた「鯖街道」は、2015年に日本遺産第1号に認定されました。
近年、サバの漁獲量は大きく落ち込んでいましたが、小浜市は2016年から地方創生事業として、「小浜鯖復活プロジェクト」を推進中です。「SABAR鯖街道よっぱらいサバファンド」は、このプロジェクトの一環でもあります。
小浜市が畜養事業者である小浜市漁協を全面的にバックアップし、生産物としてのサバをエンドユーザーに提供するSABARまで、中間業者を入れずに一連で直接取引を行う仕組みを実現しています。

畜養場は、地下水が湧き出る好環境の小浜湾にあります。鯖街道の終点にあたる京都市・出町柳に蔵を持つ松井酒造株式会社の酒造り工程で出る酒粕を、餌に混ぜて育てています。酒粕を食べて育ったサバだから、「鯖街道よっぱらいサバ」なのです!

クラウドファンディングの詳細は、こちらから▼

【SABAR鯖街道よっぱらいサバファンド1】
https://www.securite.jp/fund/detail/3140

【SABAR鯖街道よっぱらいサバファンド2】
https://www.securite.jp/fund/detail/3141

※6月5日現在、271名の支援者から計12,363,750円の資金が集まっています。

ファンドは1口26,250円。1口につき、「SABAR」全店舗で使える食事券5,000円相当(使用期限はファンド会計期間中)、もしくは、よっぱらいサバの刺身と松井酒造の日本酒のセット(4,000円相当)のプレゼントがあるそうです。

「漁業者自身が、今の漁業の仕組みを変えることはほぼ不可能なんです。悪循環とはわかっていても、その流れの中にいる人は日々の生活がかかったその流れに逆らえない。だからこそ、このサバ養殖の問題をクラウドファンディングという形で一般市民の皆さんに支えていただく意味があるのだと思っています。皆様ひとりひとりの支援によって、漁業者の所得を正常なものに引き上げ、地域産品を“地方創生を担う宝”に変えていくことができます。
サバの聖地、小浜で、サバの養殖を継続的に成功させることができれば、それが成功モデルとなって、日本の漁業そのものを変えていけるはずです。かつて京人をもうならせたサバを生んだ小浜から、もう一度新たな養殖サバ改革を!」(右田社長)

ちなみに、SABARで提供されている「とろさば」は、従来のサバのイメージを覆す、脂がのっていながら上品な味と評判です。
サバ好きの方も、そうでない方も、一度お試しになってみてはいかがでしょうか。

とろさば料理専門店 SABAR ▼
http://sabar38.com/

鯖寿司専門店 鯖や ▼
http://www.torosaba.com/